【私の場合】複雑な家庭環境、体育会でのパワハラで刷り込まれた「暴力=愛情表現」の呪縛は解けるのか?~その2~

【私の場合】複雑な家庭環境、体育会でのパワハラで刷り込まれた「暴力=愛情表現」の呪縛は解けるのか?~その2~

ハリウッドから端を発した性暴力被害者に連帯する「#metoo」の世界的な広まり。多くのセレブや著名人が意思を表明しています。

齋藤茂実さん(35歳・仮名)は、暴力的な父親、娘に「あんたが生まれなければ……」と恨みつらみをぶつける母親のもとで育ちました。現在、両親は戸籍上では夫婦ですが、それぞれ別にパートナーがいるようです。茂実さんは心療内科に通いながら、派遣社員として週に3日働いています。

~その1~はこちら

バレーボール部の40代の男性コーチに目をつけられた茂実さんは、練習の後に居残りで指導を受けたと言います。

「高校2年生のときに来たコーチが、私の強化メニューを作って、個別指導を始めたんです。練習が終わっても、いつまでも体育館で残されて、練習を続けさせられました。そして2人になると、性的なことを言われるのです。当時は私自身もそういうことに興味はあったし、コーチのことは好きでしたが、今思うと“命令は絶対”という気持ちがありました。でも新入生に、コーチ好みの子が入ってきて、私はポイ。3年生で引退することもあり、その後の関係は立ち消えになりましたが、最後に『お前は肌がガサガサで気持ち悪い』と言われたんですよね。その言葉がトラウマになっていました」

高校卒業後は専門学校に進学します。東京の大学から推薦入学の話も来ていたそうですが、学費や生活費の負担を考えて断念したそうです。

「バレーボールはしたくない、という気持ちもあって、専門に進学。お金が無いとダメだと思い、給料が高い保険会社に就職しました。ここも凄い会社で、“死んでも契約を取ってこい”みたいなことを考えている会社でした。だから、私も死ぬ気でやりましたよ。だって成果を出して褒められると、必要とされているって思うじゃないですか。成績はグラフにして表示されて、営業成績が一番下になると、『給料泥棒!!』と怒鳴られて、そして翌月までトイレ掃除を行なうのです。女性は男性のトイレを、男性は女性のトイレを掃除する……これが嫌で、必死で頑張りました」

頑張ればできてしまう茂実さん。そのため、もっとノルマが課せられるようになります。

「私は成績がよかったんです。上の人から言われれば、街で出会った見知らぬ人をキャッチして契約することなんて全然平気でした。命令されたのに、なんでみんなはやらないのか、不思議でたまらなかった。そんなだから、入社5年目でほぼトップクラスの成績になり、東京に研修に行くことになりました」

研修の内容は、ホテルのサロンでマナー講師のレッスン、スーツの採寸とプレゼント、高級レストランでの食事、観劇、外資系ホテルでの宿泊など豪華な内容だったと言います。

「それまで、そんな世界を全然知らなかったから驚きました。この時が人生のピークだったんですよね。人から大切にされると、すごく居心地が悪くなって……。成績がいいから、マネージャーに昇格することになったんですよ。そしたら、部下は全然言うことを聞かない。テレアポもしないし、訪問もしないんです。なんでやらないのかを指導するうちに、部下が次々と会社を辞めて、私も上の人からガンガン言われるようになってしまったんです」

茂実さんが頑張れば頑張るほど、離れていく部下……会社から管理責任を問われる

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