【私の場合】つけられたあだ名は「偏差値45」。ヘラヘラ顔が災いし社内で男性の標的に~その1~

【私の場合】つけられたあだ名は「偏差値45」。ヘラヘラ顔が災いし社内で男性の標的に~その1~

ハリウッドで表面化したセクハラ問題をきっかけに、SNSなどで性暴力被害者に連帯する「#metoo」運動が拡大。そして、あらゆるハラスメントの根絶、マイノリーティーの安全、平等を求めるセクハラ撲滅運動「TIME’S UP」も注目されるようになりました。そこで目を向けたいのは、一般人である女性が受けたセクハラ、パワハラについて。彼女たちが、様々なハラスメントにどう向き合ったのかを本連載では紹介していきます。

お話を伺った裕子さん(40歳・仮名)は、「現場が業務改善しようと上に提言すると、こちらが逆にツブされますよね」と言います。裕子さんの第一印象は、笑顔がかわいらしく明るく朗らか。パワハラらセクハラとは無縁のようにも感じます。

「前の会社では、女性社員からは“KY”と言われていたみたいです。男性からは“いつも楽しそうでいいね”とか“いつも明るいね”などと話しかけられることが多かったですね。悩みがないように思われてしまうと、“あいつには何を言ってもいい”という雰囲気ができてしまう。これってパワハラの対象になるんですよね。私は短大卒業後5年間、アパレルメーカーに勤務していたのですが、いつもヘラヘラしていたので、上の人から無理な数字を押し付けられたり、人員や在庫を回してもらえなかったりして、辛い思いをしました」

店長として現場のお店で働くうちに、アパレル業界のみならず、社会は男性中心の搾取構造だと痛感する。

「私達が手取り15万円くらいの給料で12時間立ちっぱなし労働の末に、必死で立てた売り上げで、役員は高級キャバに行ったり、ハワイでゴルフしたり贅沢三昧。それに、女の子の販売員を競わせて、結果が出ない子はクビにして、売れている子には雀の涙ほどの報奨金を与えて、売れなくなったら解雇する。アパレルは特にその傾向が顕著です。今、女性の間で戦前の遊郭巡りや娼婦の歴史を学ぶことがブームになっていますが、あれって絶対に自分自身を重ねていると思う。働いても、全然豊かにならない姿は、ボロ雑巾のようになるまで働かされて捨てられた遊女と同じ」

25歳のときに、40代の既婚の上司から一方的に片思いをされて……

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